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ジャンプ男子金メダル・小林陵侑「僕が魔物だったかもしれない。意味は特にないです」 「いわてスーパーキッズ」事業1期生はダテじゃない!

日本選手団の第1号となる金メダルを獲得し、喜ぶスキージャンプ男子の小林陵侑(桐原正道撮影)

ノルディックスキーのジャンプ男子個人ノーマルヒルで金メダルを獲得した小林陵侑(25)。ジャンプ男子の個人種目での金メダルは1998年の長野五輪以来の24年ぶりの快挙。7日に行われる混合団体にも出場し、今大会は個人と団体で前人未到の4種目制覇に期待がかかる。

ジャンプの「金」は1972年札幌五輪70メートル級(現ノーマルヒル)の笠谷幸生、98年長野五輪ラージヒルの船木和喜と団体に続き、24年ぶり4個目。今大会の日本選手金メダル第1号となった。

「いわてスーパーキッズ」の合宿で決意表明する中学3年生(当時)の小林陵侑=2012年(三ケ田礼一氏提供)

1回目は不利な追い風も104・5メートルで首位。2回目も99・5メートルを飛んで逃げ切った。「2本ともいいジャンプを揃えられたので、すごくうれしい。集中していいジャンプができた。いつも緊張するんですけど、今回も結構緊張した」とホッとした表情。

初出場の前回平昌五輪は7位に終わり「自分に足りないことが分かった。自分を成長させてくれたと思う」。その後、2018~19年シーズンは欧州勢以外で初のW杯個人総合王者に輝き、4年間トップ戦線に立ち続けた。今季は伝統のジャンプ週間で優勝するなど、ワールドカップで最多の7勝。金メダルの大本命と目されており、その通りに大舞台で実力を発揮した。

小林は岩手県からスポーツで世界を目指す「いわてスーパーキッズ」事業の1期生。スタートした2007年からスーパーキッズ事業に携わっている1992年アルベールビル五輪複合団体の三ケ田礼一氏(55)以来となる、岩手県2人目の金メダリストとなった。

岩手といえばメジャーリーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(27)が有名だが、小林も同県が輩出した世界に羽ばたくアスリートだ。

ビッグマウスとしても知られる。金メダル獲得後のインタビューで、「五輪には魔物がいると言われるが」と問われると、「僕が魔物だったかもしれない。意味は特にないです」と言い放った。

昨年8月からユーチューブチャンネルを始めており、動画冒頭では、「今日もぶっ飛んでいきましょう!」が決めゼリフになっている。視聴者の質問に率直に答えているほか、オムライスを調理したり、自宅紹介では部屋に飾ったアダルトグッズ「TENGA」を披露するなど、多彩な内容だ。

「結構このユーチューブにも飛ぶためのヒント隠れていると思う」「観たら海外の人めっちゃ強くなっちゃうんだろうけどさ(笑)」と冗談まじりに自負。また、「五輪はいろんな層にリーチできるチャンスだからね」と余裕ものぞかせていた。

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