スクープ最前線

対露制裁急かされオロオロ…岸田政権〝孤立〟危機 米国は水面下で中国にロシアの説得要請も裏切られ IS最高指導者排除の意味とは3/4ページ

中露首脳会談後、ダニエル・クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は電話記者会見で、中国について、「ロシアに外交と緊張緩和を促す機会にすべきだった」「それが責任ある大国に、世界が期待していることだ」「(中国が見て見ぬふりをすれば)ロシアのウクライナ支配の試みを、暗に支持することを意味する」などと激しく抗議した。

要は、「密約を知っているぞ」という脅しだ。

クリテンブリンク氏による、「なぜ、緊張緩和を促す機会にしなかったのか」という抗議には、裏がある。実は、米国は水面下で、中国にプーチン氏の説得を要請していたようなのだ。

中露首脳会談の直前、米軍特殊部隊はシリア北西部で3日未明(米東部時間2日夜)、過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者、アブイブラヒム・ハシミ・クライシ容疑者の潜伏先の住居を急襲し、自爆死させた。この作戦は数カ月前に提案されていた。バイデン氏は1日突然、作戦決行を命令した。なぜ、このタイミングだったのか―。

以下、日米情報当局関係者から入手した情報だ。

「クライシ容疑者排除には、3つの意味がある。第1が、バイデン氏の支持率が就任以来最低(41%)を更新するなか、国民に『強い大統領』という姿勢を見せること。第2は、弾道ミサイル発射で暴走を始めた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記への脅しだ」

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