露北方領土周辺で訓練一方的な通告は無礼千万
そして、最も重要なのが第3だという。
「習氏へのメッセージだ。ISは、中国当局によるウイグルでのイスラム教徒弾圧に復讐(ふくしゅう)を宣言していた。ISの極秘暗殺リストのトップは習氏とされる。このため、習氏はおびえ、米国に支援を求めていた。バイデン氏は、中露首脳会談の直前にIS最高指導者を排除することで、習氏に対して『次はお前の番だ。プーチン氏を説得しろ』と迫った。ところが、習氏に裏切られた。米国の怒りはすさまじい」
こうしたなか、存在感を発揮できないのが岸田政権だ。
岸田首相とバイデン氏は先月21日、オンラインでの日米首脳会談で、ウクライナ侵攻に「強い行動」を取ることを確認した。ところが、6日になって、やっと「日本政府が独自の対露制裁について検討に入った」と報じられた。今ごろ!
続く、日米情報当局の情報は、こうだ。
「事実は、米国から『早くやれ。G7(主要7カ国)の結束を乱すのか』といわれ、逃げられなくなっただけだ。ロシアからは『制裁なら報復する』と脅され、岸田政権はオロオロしていた。こうしたなか、ロシアは4日、『(日本の)北方領土の日の7日から、北方領土周辺で2月いっぱい大規模ミサイル発射訓練を行う』と一方的に通告してきた。無礼千万だ。日本はなめられた。腰抜け外交だからだ。米中二股外交で米国に嫌われ、中露も敵にし、日本は孤立しかねない」
ウクライナ危機、台湾有事、尖閣有事…。日本にとって「国家存亡の危機」が目の前にある。怒りを込めていう。このままではダメだ。