

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は7日、ロシアの首都モスクワで、ウラジーミル・プーチン大統領と首脳会談を行った。十数万人のロシア軍がウクライナ国境に集結するなか、プーチン氏に緊張緩和に向けた具体的措置を求めた。ただ、「NATO(北大西洋条約機構)の不拡大」を求めるプーチン氏との溝は大きい。ジョー・バイデン米政権は「ロシア軍の侵攻は、今すぐにもあり得る」と分析した。
仏露首脳は注目の首脳会談で、戦争回避と信頼構築、ウクライナのNATO加盟問題などについて語り合ったという。
会談後の共同記者会見で、プーチン氏は「会談は有意義だった」といいながら、「NATOはロシアを敵国と位置付けている」とも語った。
緊迫するウクライナ情勢をめぐっては、米露のやりとりが続いてきたが緊張緩和は実現していない。