日本代表の栗山英樹監督(60)が8日、沖縄県で楽天、中日のキャンプを訪問し、12球団の視察を終えた。
初陣となる台湾との強化試合(3月5、6日、東京ドーム)の選手選考などについて、2日の巨人を皮切りに宮崎、沖縄を回り、各球団と意見を交わし「(候補が)60人ぐらいになるので、どう選択するか考える。迷う」と率直な思いを口にした。
新型コロナウイルス感染者が相次ぎ、各チームで調整遅れが目立つため、台湾戦の28人は仕上がりが早い若手中心で臨む方針。また3月の代表戦は、開幕投手になるようなエース級は、招集を見送ることが多い。
視察した際は、甲斐(ソフトバンク)、源田(西武)、山田(ヤクルト)といった常連組に加え、佐々木朗(ロッテ)、吉川(巨人)、近本、佐藤輝、伊藤(阪神)、小園(広島)といった新顔の名前を口にしていたが、「若い子たちが成長する姿を見るのが一番、楽しみ」と実績の少ない選手を選出する可能性を示唆した。