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IPO銘柄の初値トレードは終了か ルール見直し近く公表へ1/1ページ

新規上場(IPO)の抽選に当たって、上場して初めて付いた株価で売る「初値トレード」は高い勝率で知られる。昨年は126件のIPOのうち104件で初値トレードが利益を生んだが、こうした「ぬれ手でアワ」の状態が終幕を迎えるかもしれない。

日本証券業協会(日証協)は新規上場(IPO)ルールを見直し、近く公表する。上場前の公募増資などに適用する公開価格が安すぎて、ベンチャー企業の資金調達額が低く抑えられていると政府・経済産業省が問題視しているためだ。

上場前の公募・売り出しに適用する公開価格の目安となる「仮条件」の幅を広げ、人気銘柄の公開価格を高く設定できるようにする。上場日の買い殺到が初値を押し上げ、その後の乱高下につながるケースもあるため、初値形成前の成り行き買いを禁止するという。

一連の措置は公開価格を上げ、初値を下げる方向に作用し、初値トレードの妙味は大幅に薄れそうだ。兜町では「IPO市場の人気が衰えると上場企業の損になる」(有力証券幹部)と政府主導の改革に不満の声が漏れてくる。

【2022年2月2日発行紙面から】

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