春季キャンプは各球団が第3クールに突入し、中盤戦に差し掛かります。野球界で圧倒的な注目を集める日本ハムの〝BIGBOSS〟新庄剛志監督流のキャンプが、徐々にその全容を見せ始めました。今回は沖縄県名護市で密着中だからこそ見えてきたビッグボスの緻密さをご紹介しまっせ~。
いきなり注目を集めたのが、陸上十種競技の元日本王者・武井壮氏(48)を臨時コーチとして招聘し、2日間にわたって指導を仰いだ点でしょう。
2日は1軍キャンプの名護で、3日にはファームの国頭で走り方や、その際の手の振り、足の上げ方など体の使い方を実践しながら説明。効率よく最大限のエネルギーを放出する方法、ケガのリスクを減らす体の使い方など、指導は多岐に渡りました。
これまで武井氏に対してどちらかというとテレビのバラエティー番組での活躍のイメージを抱いていた選手も多かったはず。ですが、理路整然とした分かりやすい技術指導、アスリートとしての見識の深さに感じ入った様子。私も目からうろこが落ちる思いでした。
7日には阪神OBの赤星憲広氏(45)が特別講義。スタートの切り方、スライディング技術など、セ・リーグ記録となる5年連続盗塁王に輝いた韋駄天の極意を注入しました。