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ウクライナ情勢が極度に緊迫化している。ウラジーミル・プーチン大統領率いるロシア軍が、北京冬季五輪の期間中(20日閉幕)にも、軍事侵攻に出る可能性が現実味を帯びてきたのだ。ジョー・バイデン米大統領は12日夜、プーチン氏との電話首脳会談で解決の道を探るが、ロシアの「力による現状変更」を阻止できるのか。
「ロシアによるウクライナ侵攻は、いつでも起こり得る。誤解のないように言うが、それは北京冬季五輪期間中も含まれる」
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アントニー・ブリンケン米国務長官は11日、オーストラリア・メルボルンで開催された、日本と米国、オーストラリア、インドによる戦略的枠組み「クアッド(QUAD)」外相会合の席上、こう語った。
ジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)も同日の記者会見で、「ロシアが侵攻すれば、国籍を問わず民間人が犠牲になる可能性がある。予告なく通信が遮断され、民間の輸送機関が停止する恐れもある」と述べ、ウクライナに滞在する米国人に対し、「今後48時間以内」に国外に退避するよう促した。
ロシアは、ウクライナ国境近くに10万人超の戦闘部隊を集結させ、隣国ベラルーシと軍事演習を続けるなど、軍事的威圧を続けている。