/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/X7VDSYGKEBK7JMFKXGTY4LPXT4.jpg)
日本ハムの〝BIGBOSS〟こと新庄剛志監督(50)が11日、今キャンプ2度目となった古巣・阪神との練習試合で〝悩める右腕〟藤浪晋太郎投手(27)をイジリ倒した。
この日先発した藤浪はMAX159キロの剛速球を武器に日本ハム打線を3回1安打無失点に封じた。新庄監督は「勢いを付けさせるムードつくり」として打順をガラガラポンの福引で決めたが、一回の打者3人にバントの構えをする奇策を敢行、相手ベンチを翻弄した。
新庄監督はその理由に「藤浪君へのセーフティーバントはバッターからすれば難しい。その失敗をベンチの選手たち、何で失敗するんだろうという確認をさせたかった」といい、一方で「(相手は)オレが何をしてくるかわからない」との印象付けも背景にあったようだ。
新庄監督は「159キロでしょ!オレだったら(バントは)できないし、サインは無視する。マジ怖いから」とユーモアたっぷりにコメント。「でも、(各選手が)バントを本当に成功させたらベンチに残れますよ」と予告した。
藤浪といえば新庄監督が昨年末に公開された日本ハムOBの岩本勉氏の動画に出演し「オレ欲しい選手1人いる、阪神の藤浪。オレのところに来たらもう化ける」と獲得を熱望した〝恋人〟だ。おまけに今キャンプで導入した最新鋭の打撃マシンは藤浪の〝仮想投球〟が登場。新庄監督はとにかく藤浪のことが気になって仕方ない。 (岩崎正範)