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北京冬季五輪は中盤の日程に入ったが、「平和の祭典」と呼ばれるほど穏やかではない。不可解な判定の続出や、一部選手への中傷、選手やメディアへの過剰制限など、マイナス面の話題は尽きない。中国当局による人権弾圧に対する海外メディアの批判も相次いでおり、開会式は前回冬季五輪よりも視聴率が激減したという。今年秋の共産党大会で「異例の3期目」を狙う習近平国家主席の威信がかかる大会だが、異様な雰囲気が影を落としている。
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「強く引っ張っても金メダル…中国に勝てば失格『度を越した不公正判定』」
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韓国・中央日報(日本語版)は8日、こんな見出しの記事を掲載した。
前日のスケート・ショートトラック男子1000メートルの準決勝で、韓国選手2人などがビデオ判定で失格となり、中国勢2人が金、銀メダルを獲得したことを伝えたもので、行間に憤りがにじんでいる。
韓国の対中感情が一気に悪化し、韓国選手団は8日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する意向を明らかにした。
ノルディックスキー・ジャンプ混合団体では、日本女子のエース、高梨沙羅(25)を含めた4チームの女子5選手がスーツ違反を指摘され、失格判定を受けた。高梨は全日本スキー連盟(SAJ)の聞き取りに対し、「検査方法がいつもと違った」という趣旨の回答をしているという。