2人は国際大会で顔を合わせるうちに親しくなり、07年には小平が韓国を訪ね一緒にサウナに行くほどの友人に。2人はともに世界中を転戦し、体格で上回る欧米勢を相手に奮闘してきた。平昌五輪後、李さんは19年に引退し、3歳上の小平は現役を続行した。
大会前には李さんから激励のメッセージをもらっていた小平は「サンファが2連覇したときのようにはうまくいかなかった」と話した。
李さんは小平のレース後、「結果は残念だったが、出場しただけでも拍手を送りたい」と涙ぐみながら話した。「負傷しながらもチャンピオンのプレッシャーも抱え、つらかったはずだ」と盟友をおもんばかり、「残りの種目1000メートルがあるから、最後まであきらめないで本人のレースを見せてほしい」と語った。