
大手メーカーが新たな覇権を狙ってしのぎを削る電気自動車(EV)市場。トヨタ自動車が本格展開の意向を示して話題を集める一方、韓国最大手の現代自動車が、EVなどで日本への再進出を検討していると報じられた。「日韓EV戦争」が勃発するのか。
現代自は8日、〝鬼門〟といえる日本市場で12年ぶりに乗用車事業へ挑戦すると発表した。FCV(燃料電池車)とEVの2車種を展開し、製品のネット販売やカーシェアに注力する。

今年に入って「現代自動車ジャパン」から「現代(ヒョンデ)モビリティージャパン」に社名を変更し、日本のカーシェア企業と協業することから本気度もうかがえる。
大手メーカーが相次いで減産を拡大させるなどサプライチェーン(供給網)に不安が残るなか、同社は2021年12月期の連結純利益が5兆6931億ウォン(約5350億円)と前年比から約3倍の伸びとなった。