2015年国勢調査によると、夫婦共働きの世帯は64・6%。今はもっと増えているかもしれません。ひと昔前は「家事・育児は女性の仕事」という価値観を持つ方が多かったそうですね。いまは男女で仕事を分けるのではなく、お互いにできることをして助け合いながらパートナーシップを築く方が増えています。
「男の仕事」「女の仕事」という考え方が希薄になったのはいいとして、男性がちょっと育児や家事に関わるだけで「イクメン!」「素敵な男性!」と称賛されることに、「なんだかなー」と疑問を感じる女性も少なくないのです。「女性はいつもやっているのになんで褒められないのか」という疑問がSNS上で飛び交っています。
とはいえ、私自身も「育児手伝ってくれる男性ってステキ!」という表現を無意識に使いがち。「育児は女性中心に行うもの。男性はその手伝い」というジェンダーバイアスがあることにハッとします。パートナーがいるのであれば、育児を「手伝う」という表現は適していません。