羽生は20日に行われるエキシビションのメンバーに選ばれている。しかし、13日に行われたエキシビションに向けた練習に、銀メダルの鍵山優真(18)、銅メダルの宇野昌磨(24)は参加したが、羽生はリンクに姿を見せなかった。
中間会見で中国メディアが「我々は羽生結弦選手をエキシビションで見ることができるのか?」と質問すると、IOC広報担当者は、「誰が出るかはギリギリまで内緒です」と返答。羽生が欠場するつもりなら、フリーが終わってから4日も、バブル内で行動が制限される北京に滞在している意味がない。9日の練習で右足首をねん挫したと伝えられているが、ギリギリまで出場の可能性を探っているとみていいだろう。
それにしても改めて今回の北京五輪で、羽生の世界的な人気が証明された形になった。日本ばかりか、中国、欧米でも「羽生の演技に感動した」という声が鳴りやまない。来月21日に開幕する世界選手権(フランス・モンペリエ)に出場するのかが気になるところだ。