しかし、2010年バンクーバー五輪の韓国代表で金メダリストのキム・ヨナさんは、自身のインスタグラムに「ドーピング違反をした選手は試合に出場できない。規則は例外なしに守られなければならない。全ての選手の努力と夢は等しく尊い」などと投稿。1998年長野五輪の米国代表で金メダリストのタラ・リピンスキーさんは「この決定はフィギュアスケート界に消えない傷痕を残す。まだ15歳の彼女のせいにした大人たちの責任が問われるべきだ」と非難した。
米国代表として2度の五輪出場経験のあるジョニー・ウィアさんも「年齢や検査結果が出たタイミングに関係なく、陽性反応が出た選手を違反のない選手たちと一緒に出場させるべきではない」と主張した。
IOCはこの日、大会期間中にROCが優勝し、日本が3位となった団体のメダル授与式は実施しないことを決定。ワリエワが15日から始まる個人種目で3位以内に入った場合も、メダル授与式を行わないことになり、混乱の火種を残している。