「日本テレビホールディングス代表取締役副会長の小杉善信氏ら局の上層部が必死に説得したそうです。退社を引き留めることこそできませんでしたが『バンキシャ!』への出演継続という折衷案で何とか話をまとめたのです。『バンキシャ!』は日曜日の生放送ということで大学の仕事との掛け持ちも可能ですからね。局内では、1本100万円もの破格のギャラを提示したなんて噂も流れています」(前出の番組スタッフ)
エースアナとはいえ、退社する社員に破格の待遇を用意した背景には局上層部の苦いトラウマがあるという。
「ウチは、桝アナと同様にイケメン&さわやかなイメージで女性視聴者から抜群の人気を集め、男性エースアナとして活躍していた羽鳥慎一さんを独立させてしまった過去がある。しかも、その羽鳥さんは今やライバル局であるテレビ朝日の〝朝の顔〟になっていますからね。万が一にも同じ過ちを繰り返すわけにはいかないですし、実際に桝さんの退社の噂を聞きつけて、他局や大手アナウンサー事務所が水面下で接触を図ろうとする動きもあったようですし」(同番組スタッフ)
3月いっぱいで退社する桝アナへの日テレサイドの異例の好待遇は、エースアナの他局への流出阻止やフリー転身後の囲い込みの意味合いもあるようだ。