夕刊フジが大学通信の協力を得てまとめた、私大の「55校志願者数最終ランキング」が判明した。近畿大が9年連続で1位となったほか、法政大や関西学院大の躍進が目立った。その理由は―。
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少子化やコロナ禍の影響もあり、7日までの判明分で志願者数が10万人を超えた大学は3校にとどまった。
近大が14万人を超えてトップを維持したほか、法政大は昨年の最終志願者数から1万7332人増の10万8280人で確定し、7日時点では2位に。明治大は前年に割り込んだ10万人の大台を回復している。
大学通信情報調査・編集部の井沢秀部長は「近畿大も情報学部を新設して志願者を増やしたが、法政大がかなり増やしてきたのは入試方法を変えないことが受験生に好感されているほか、メインキャンパスが都心にあり、明治大と同様に女性人気が高いことも要因だろう。着実にブランド力を強化してきた結果ではないか」と分析した。