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昨年11月に全国公開された映画「ミュジコフィリア」は京都の芸術大学を舞台に、若き音楽家たちが奏でる青春群像劇だ。この作をめぐり、アンコール上映の実現や関連コンサートの開催など新たな展開を実現するため、京都市などが中心となって、ふるさと納税型のクラウドファンディングというユニークな試みに挑戦中だ。
京都市が創設した、ふるさと納税を使って京都の文化事業を支援する制度「Arts Aid KYOTO」(京都市連携・協働型文化芸術支援制度)の一環として実施されている。
個人や企業が、京都市に「ミュジコフィリア」応援のふるさと納税をすると、返礼品として「ミュジコフィリア」の非売品パンフレットやポスター、メーキング映像やブルーレイといった関連グッズがもらえるほか、ブルーレイのエンドロールにサポーターとして名前を掲載できるなどの特典が用意されている。
単に「映画を製作・公開しておしまい」とするのではなく、作品と京都をより強固に結びつけることで、幅広い視野で「京都×アート」の可能性を育て、日本のアートシーンを牽引(けんいん)する新しい才能が生まれるための土壌づくりを目指すという狙いがある。
寄せられた資金は、アンコール上映の実現や、スタッフ、出演者によるティーチイン、本作のテーマである「現代音楽」のコンサートなどのイベント開催、ブルーレイの制作などに使用される。
「ミュジコフィリア」応援ふるさと納税型クラウドファンディングの詳細は公式サイト(https://readyfor.jp/projects/musicophilia)で確認を。期間は2月28日まで。