
巨人・中田翔内野手(32)が15日、古巣日本ハムとの練習試合(那覇)で昨年8月の移籍後、初めて元同僚たちと再会した。
巨人の打撃練習中に日本ハムナインが三塁側ベンチに姿を見せると、中田はかつての同僚たちにあいさつに向かった。同僚への暴力行為に伴い、巨人へと無償トレードされてから半年。謝罪と反省を繰り返してきた中田を後輩たちは笑顔で歓迎。15キロ以上も落ちていた体重はベストの110キロまで戻り、日本ハム時代の威圧感も復活してきた〝大将〟と、日本ハムナインは胸板や腕周りを触りまくり、グータッチを交わして談笑するなど旧交を温めた。
「今はチームメートもバラバラになってますけどね。(西川)遥輝も、(大田)泰示も」と、仲の良かった弟分が〝ノンテンダーFA〟としてそれぞれ楽天、DeNAに移籍するなど、激動する古巣の動向は気に掛けていた中田。被害を受けた選手とも笑顔で視線を交わし、うなずき合う様子には互いのわだかまりが解消されていることをうかがわせる。