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「第37回全日本選抜競輪」(GⅠ)は茨城県取手市の取手競輪場で20日から祝日・天皇誕生日23日までの4日間で開催される。2022年最初のGⅠで優勝すればいち早く「KEIRINグランプリ2022」(平塚・12月30日)の出場権利を得られるだけに大激戦が展開されること間違いなし。そんな中で優勝争いというよりは「穴」車券で狙ってみたいのが今大会最年長の内藤宣彦(秋田)だ。
御年50歳。大会終了後3月には51歳の誕生日を迎える内藤が昨年8月オールスター以来のGⅠ戦に挑む。1991年デビューの67期生はタイトルホルダー金古将人(福島)を筆頭に高谷雅彦(青森)、本田博(宮崎)らトップスターを輩出したが現在、S級在籍は内藤と近藤修康(岡山)の2人のみ。S1は内藤だけだ。
秋田籍のため、現在は冬季移動先の千葉県で宮倉勇(千葉)グループに混ざって練習を重ねている。その宮倉も現在、57歳ながらA級1班で時には特選シードを得られるほどの位置におり、いいお手本になっているに違いない。
そして千葉在住の地の利を生かし、昨年末からTIPSTAR DOME CHIBAで行われているPIST6にも参加している。タイムトライアルで10秒台半ばを叩き出すしたり、勝ち星をあげるなど若い自力型の活躍が目立つPIST6で大ベテラン健在ぶりを大いにアピールしている。250バンクでの走行はバランス感覚が養われる等、いい練習にもなり、その後の好成績につながるケースが多い。
展開の利を生かして勝つというよりも混戦でゴール前、抜け出してくる印象が強い。相手が強くなればなるほどそのいぶし銀の脚も光るし、高配当にもつながる。アタマではなく2、3着で手広く狙うと大穴がゲットできそうだ。