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【北京16日=内藤怜央】カーリング女子1次リーグで16日、前回銅メダルで世界ランキング7位の日本のロコ・ソラーレが同6位の米国を10―7で下した。2連敗で迎えた大一番は、後半に一挙4点を奪われて追いつかれたが、スキップの藤沢五月(30)が本来の正確なショットで勝利を引き寄せた。日本は5勝3敗となり、17日のスイス戦に勝利すれば自力での準決勝進出となる。
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この日は有利な後攻でスタート。第1エンドは藤沢が米国のストーンをはじき出しつつ、自分のストーンをハウス(円)中心に寄せるヒット&ロールで先制。続く第2エンドも、藤沢がガードストーンをかわして円心へ運ぶ繊細なショットを決めてプレッシャーをかけた。これに米国がガードストーンに当てるミスショットで一挙3点スチールと大幅リードとなった。
7―3で迎えた第7エンドには一気に4点をもぎ取られて追いつかれる場面もあったが、直後の第8エンドにはしっかりと切り替え2点を獲得。
ショットが下降線だった藤沢は本来の勝負強さを取り戻し、「逆転されたわけではないし、8エンド目に後攻を持てたことはいいことで、1点取れたらいいし2点取れたら最高だねと話していた」という。