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【北京18日=内藤怜央】カーリング女子準決勝が行われ、日本のロコ・ソラーレは1次リーグを首位で通過したスイスを8―6で下し、日本勢では初の銀メダル以上が確定した。20日の決勝戦で英国と対戦する。
1次リーグ最終戦で完敗していたスイスに雪辱し、初の決勝に駒を進めた。やはり勝負の鍵を握っているのはスキップの藤沢五月(30)だった。
この日の藤沢は前日の不調が噓のようにさえていた。1―2で迎えた第5エンド。石がたまった複数得点の形から、1投で相手の石を2つはじくダブルテークアウトを連続で成功させ、一挙4得点で主導権を握った。
第7エンドに3失点し、7─5で迎えた第9エンドも複数失点のピンチだったが、藤沢がまた連続ダブルテークアウトで1点にしのいだ。1次リーグでも藤沢のショットの成功率が高い試合は勝ち、ミスが出た試合は負けるという傾向は顕著。リードの吉田夕梨花(28)の調子が抜群に良く、セカンドの鈴木夕湖(30)、サードの吉田知那美(30)も安定しているため、金メダルの行方は藤沢次第だ。