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スピードスケート男子1000メートルが18日に行われ、日本勢は、500メートル銅メダルの森重航(21)=専大=が16位に入ったのが最高。小島良太(23)=エムウェーブ=は20位、新浜立也(25)=高崎健康福祉大職=は21位だった。
森重にとっては今季数えるほどしかレースをしていない距離。経験、実力とも不足しているのは分かっていた。それでも500メートルの銅メダリストとして「最後まで諦めない滑りを届けられるように」と脚を動かした。
スタートから飛ばして600メートル通過は3番目の速さだったが、最後の1周で大きく失速。全体的に伸びない氷の状況ではあったが「1000メートルで戦うには、もう少し楽に(スピードを)出せなければ」と課題を挙げた。
初出場の五輪が終わった。今季シニアの国際大会にデビューした新星は確かなスケーティング技術を生かして表彰台まで駆け上がり「もっと緊張するかと思ったが、伸び伸び滑れた」と大舞台を楽しんだ様子だ。
自信をつかみ、向上心は一層高まる。「ここからが勝負。もっと力を伸ばすのは楽な道ではない。もうひと踏ん張りする」とさらなる飛躍を期した。