中国艦がオーストラリア哨戒機にレーザー照射 北京冬季五輪の最中に軍事的挑発 モリソン首相強く抗議「威嚇以外の何ものでもない」 1/1ページ

オーストラリア国防省が、レーザー照射に関与した中国海軍の軍艦として公表した写真(オーストラリア国防省提供・共同)。
オーストラリア国防省が、レーザー照射に関与した中国海軍の軍艦として公表した写真(オーストラリア国防省提供・共同)。

中国が北京冬季五輪の最中に、危険な軍事的挑発を行っていた。オーストラリア国防省は、同国北部とインドネシア東部の間に位置するアラフラ海を飛行していたP8A哨戒機が17日、中国の軍艦からレーザーを照射されたと発表した。中国は今後も、自由主義諸国を脅し続けるのか。

「起こってはならない無責任な行為だ。威嚇以外の何ものでもない」「中国はオーストラリアだけでなく全世界に向けて説明すべきだ」

オーストラリアのスコット・モリソン首相は19日、こう語った。

。モリソン首相も抗議している(ロイター)
。モリソン首相も抗議している(ロイター)

同国国防省によると、レーザー照射があったのは、オーストラリアの排他的経済水域(EEZ)内だったという。中国の艦艇は2隻で、東に向かって航行していたという。

照射によって、操縦士の目が一瞬見えなくなったり、目を負傷したりする恐れがある。国防省は「オーストラリア軍兵士の安全と生命を危険にさらしかねなかった」とした。

中国が軍事的覇権拡大を進めるなか、オーストラリアは、日本と米国、インドとの戦略的枠組み「QUAD(クアッド)」や、米国と英国との新たな安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」の主要メンバーとして中国に対峙(たいじ)している。

軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「レーザーの強度次第では、操縦士を不能にし、墜落させるほどの威力を持つ。今回は豪中関係の冷え込みを背景としているが、『台湾有事』を見据え、日米など自由主義圏にも同様の威嚇や嫌がらせは増えていくのではないか」と語った。

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