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20日に茨城県の取手競輪場で開幕した今年最初のGⅠ「第37回全日本選抜競輪」がいよいよ最終日(23日)に決勝戦を迎える。22日に行われた準決勝では10Rはまくった古性優作(大阪)、11Rはまくりで松浦悠士(広島)を振り切った太田竜馬(徳島)、最終12Rは3番手から楽々まくりを決めた新田祐大(福島)がそれぞれ快勝した。また、11Rで人気を集めたSS郡司浩平(神奈川)は果敢に先行も失速して5着に敗退した。
決勝戦は新田―佐藤慎太郎(福島)―成田和也(福島)で結束する福島トリオ、準決勝でワンツーを決めた古性―浅井康太(三重)の中近コンビ、同じく太田―松浦の中四国コンビのラインと単騎の平原康多(埼玉)、深谷知広(静岡)のコマ切れの争いになった。注目は9選手中、ただ一人のノンタイトル・太田だ。
準決勝11Rはまさかの展開。郡司の先行を太田がまくりで仕留めた。「あのタイミングで行くってもともと決めてた。展開がよくなったんでよかった。ふらふらしてたけどいい感じでは行けました」。初日特選こそ何もできずに9着と大敗したが二次予選、準決勝はともにまくりで1着。ビッグレースで久々に存在感を示した。
GⅠ決勝進出は2018年11月競輪祭以来2回目。「なかなか決勝に乗れなかったのでうれしい」と手放しで喜ぶ。決勝もまたSS松浦に前を任された。「決勝戦も力を出し切れるよう頑張りたい」。前2日間同様のまくり狙いか、それとも先行か。走り方に注目が集まる。