北京冬季五輪で銀メダルを獲得したカーリング女子日本代表のロコ・ソラーレの勢いが止まらない。
21日に帰国し、都内で1週間の隔離生活を送っているが、待ちきれないメディアから取材オファーが殺到。23日にオンラインでの帰国会見がセッティングされた。
スキップ・藤沢五月(30)の第一声は「無事5カ月ぶりに帰ってきてホッとしている」とにっこり。なにしろ昨年9月末以来の帰国だ。今は外に出ることはできないものの、日本にいることで安堵(あんど)感が増しているとした。
サード・吉田知那美(30)は北京入りしてからは「選手村での毎日のPCR検査が安心感にもなった。練習以外はホテルから1歩も出ずに自主隔離をしていました」とコロナ禍での苦しさを吐露した。
前回平昌大会の「銅」を上回るカーリング日本勢最高成績で、五輪2大会連続のメダル獲得は快挙。コロナ禍でなければ今頃、地元への凱旋(がいせん)で大歓迎を受けているはずだが、隔離生活でそれもいまだ実現せず。藤沢も「カーリングがまた注目された実感が正直ないんです」と苦笑いだった。