東京都千代田区の神保町シアターは3月5~25日、「『細雪』と映画の中の姉妹たち」と題して9作を特集上映する。
谷崎潤一郎原作の「細雪」は3作。轟夕起子と高峰秀子ら共演の1950年版(阿部豊監督)、轟と京マチ子らの59年版(島耕二監督)、岸恵子、佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子が共演の83年版(市川崑監督)を、スクリーンで見比べられる。
他に成瀬巳喜男監督の「乙女ごころ三人姉妹」から、吉永と浅丘ルリ子ら出演の「若草物語」、松坂慶子と池上季実子ら出演の「化粧」、大林宣彦監督「姉妹坂」、森田芳光監督「阿修羅のごとく」、さらに浅香唯ら出演の「スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲」までユニークなラインアップとなっている。
市川崑監督「細雪」㊨(ⓒ1983東宝)と「スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲」㊧(ⓒ和田慎二・東映)