警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識

「見えない地震」が津波を起こした Mや震源の深さ決める短・中周期データでは分からない隠れた脅威1/3ページ

予想したよりも津波が大きいことがある。これからは、地震や津波を監視する仕組みを考え直す必要があるだろう。

2021年8月に起きた不思議な地震のことがきっかけだった。今年の2月に発表されたものだ。

この地震は南大西洋のサウスサンドウィッチ海溝で起きたもので、大西洋、太平洋、インド洋沖の三大洋で津波が記録された。3つの大洋にわたって津波が記録されたのは04年12月に起きたスマトラ島沖の超巨大地震(マグニチュード=M=9・3)以来だ。スマトラ島沖地震は大津波で甚大な被害を生み、近くの国に限らず、世界で22万人以上が犠牲になった。

しかし、世界中の地震をくまなく観測している米国地質調査所(USGS)のネットワークではMは7・5とされている。しかも深さは47キロメートルもあって、普通は大きい津波を生む深さではなかった。

地震が起きたのは大西洋南部のサウスサンドウィッチ海溝。よく大地震が起きるところだ。ここでは南アメリカプレートがサウスサンドウィッチプレートに沈み込んでいる。海溝は英国の海外領土であるサウスサンドウィッチ群島の100キロメートルほど東にある。

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