ウクライナ南部オデッサ州の港付近で25日、パナマ船籍の貨物船「ナムラ・クイーン」が砲撃で損傷した。日本企業が関係している船の可能性がある。乗員は避難したという。情報は錯綜しており、関係先が事実確認にあたっている。
船舶情報サイトなどによると、ナムラ・クイーンは全長229メートル、4万7167トン。穀物を積んでおり、愛媛県今治市の会社が船主として登録されている。
インタファクス通信がウクライナ当局の話として伝えたところでは、同船の船尾にミサイルが当たり、スクリューが損傷、出火した。
ロイター通信は「ロシアがナムラ・クイーンとモルドバ船籍の船を攻撃した」と当局が説明したと報道。当局は「火災が発生したが、状況は制御下にある」としており、別の船が救助に向かったという。
ナムラ・クイーンは、穀物を積むため、ウクライナ南部のピヴデニーの港に向かっていたとの情報がある。