歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡

ラジオ番組で満を持しての音出し 異例の5カ月ぶり新曲「TANGO NOIR」1/2ページ

5カ月ぶりのシングル 「TANGO NOIR」
5カ月ぶりのシングル 「TANGO NOIR」

中森明菜の通算10枚目のオリジナル・アルバム「CRIMSON」(1986年12月24日発売)に収録した「駅」は「明菜ちゃんからの依頼がなければ書けなかった歌」と作品を提供した竹内まりやは経緯を述べた。だが実際は、まりやの夫である山下達郎も加わり、どっちが良いのか悪いのかの論争にまで発展したこともあって、明菜にとってはいわく付きの作品となってしまった。

一方でワーナー・パイオニア(現ワーナーミュージック・ジャパン)で明菜の担当ディレクターだった藤倉克己(現フリー音楽プロデューサー)は「(明菜に対して)まりやさんのデモテープと同じように歌って、同じものを作れとはいえませんからね。明菜自身はまりやさんとは違う世界の『駅』を作りたかったわけですから、僕はその心情を大切にしたかった。しかし、あの詞の世界は歌謡曲の王道です。そういう意味では、明菜の歌った『駅』も間違っていない。もっともシングルにはできませんでしたが…」と振り返る。

しかし30年たったタイミングもあってか、明菜版のアレンジを担当した椎名和夫も、2017年11月21日に放送されたBSテレビ東京「あの年この歌~時代が刻んだ名曲たち~」でインタビューに応じ、「(明菜もまりやの作品も)両方、良かったと思う」と語っていた。

明菜版か、まりや版か…。だが、そんな論争が30年以上も続くのも明菜の人気の根強さなのかもしれない。しかも、明菜は、同曲を1992年のベスト盤に収録したほか、ユニバーサルミュージックに移籍して2002年に発売した自身と武部聡志の共同プロデュースによるセルフカバー・アルバム「Akina Nakamori~歌姫ダブル・ディケイド」では、新たに千住明のアレンジで再録している。

「明菜によって端を発した『駅』でしたが、甲斐バンドの甲斐よしひろや布施明、森山良子をはじめ徳永英明、岩崎宏美、石川さゆり、美川憲一、大橋純子ら20組を超えるアーティストがカバーしています。ただ言えるのは、まりやさんのイメージが強い作品ですが、オリジナルという意味ではあくまでも明菜の曲ということです」(音楽関係者)

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