/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/MYJFZWWRN5MAZIFFAINE2AJIRU.jpg)
一触即発だったウクライナ危機の「Xデー」は、予想から3日遅れの2月24日に戦端が開かれた。他方、きな臭さが日を追うごとに増す永田町でも、菅義偉前首相の動向に耳目が集まっている。「菅派」結成へ虚々実々の駆け引きが、自民党内勢力図に異変を招来させる可能性が出てきたのである。
「戦う気力がなくなった」と退陣した菅氏だが、昨年末からメディア露出を増やし、存在感をアピールし始めたのだ。
/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/MMERN2LTY5JL7KMEGRBFZUNC6U.jpg)
そして、「政策実現のための議員集団は必要だ」といい、首相在任中に推進した「デジタル化」や「不妊治療の保険適用」「地球温暖化危機への脱炭素社会=カーボンニュートラルの実現」「縦割り行政打破」など、「まだまだ、やるべき仕事はある」とも言う。
22日の衆院本会議で2022年度政府予算案が賛成多数で可決され、参院に送付された。年度内の予算成立が確定した。
衆院予算委員会での与野党審議入り前に、菅氏は周辺に対し、「動くのは、3月下旬に予算が成立してから」と漏らしていた。事は、ほぼその予言通りに推移している。