★絶品必食編
何度目かの〝黒船襲来〟であり、大本命登場とも言える。
2007年、霞が関に「ルースクリス・ステーキハウス」が進出した当時とは東京のステーキ事情は様変わりした。14年のウルフギャング日本進出以来、数年の間にベンジャミン、エンパイアも進出し、六本木は三大ステーキハウスが〝聖地〟と呼ばれるようになった。
そこに昨年、恵比寿ガーデンプレイスに240以上の席で殴り込みをかけたのが「ピーター・ルーガー・ステーキハウス」だ。1887年にブルックリンで創業した、アメリカでももっとも長い歴史を持つステーキ店である。
コロナ禍での大規模高級店のオープンに一部「この時期に大丈夫?」との声が上がったが、フタを開けてみると予約枠は瞬く間に満杯に。このご時世、広大な空間という安心感も手伝ってか、予約困難店の仲間入りとなった。