内田浩司のまくり語り

弟弟子の森山昌昭が大垣のチャレンジ戦で優勝!復活ののろし1/1ページ

内田浩司氏
内田浩司氏

先月の終わりの日曜日、小倉駅前のなじみの店「焼鳥かさ岡」でささやかな祝杯を挙げた。弟弟子の森山昌昭(67期・50歳)が2週間前に大垣のチャレンジ戦で優勝し復活ののろしを上げたからだ。普通ならその年でチャレンジに陥落すると新人のスピードに付いていけず点数を下げて引退していく。

「運よく内が空いて恵まれました」

「古性優作も内から踏んでGⅠ優勝したな。これが現役最後の優勝とみて間違いない。記念にホテルに300人くらい呼んで盛大に祝勝会をやろう」

「内田さん、古性のファイトマネーは3200万で俺のはたったの32万。100分の1ですよ。やったら大赤字ですよ」

「大丈夫、政治家のパーティーみたいに会費制にしてみんなでもうけようや」

「そんなことしても誰も来ないっすよ」

「とにかく競輪選手はいい商売や、最後まで頑張れ!」とその夜は美味しいお酒を飲んだ。

次の日、デビュー前から知っている懐かしいSさんからSNSがきた。

「お願いがあります。吉岡稔真さんのアマチュア時代やデビューした頃の写真があれば見せてもらえませんか」

あの頃はスマホもなかったし、心の余裕もなかったせいか写真を一枚も撮っていない。オレは次の日、師匠に写真をお借りするために自宅を訪ねた。

師匠は「これで全部」と手渡してくれた。数枚の懐かしい写真には、一時代を築く前の20歳のスーパールーキー・吉岡稔真が写っていた。オレはパソコンのキーを叩くのをやめてしばらく写真に見入ってしまっていた。

「あれからもう30年以上たったのか」

デビューしたばかりの19歳の森山昌昭の写真もある。

待てよ…オレが写っている写真が一枚もない! 師匠~、これは一体どないなっとるんですか? オレは一番弟子でっせ~~

武雄ナイター2日目11Rの小川勇介は吉岡稔真の弟子。この道ではオレの〝甥っ子〟となる。自力型から追い込みにモデルチェンジして成績も安定してきた。ここは予選圧勝の竹内を使いキッチリ決めたいところ。〔1〕↔〔5〕-〔2〕〔3〕〔7〕。

(元競輪選手)

■内田浩司(うちだ・こうじ)1962年8月26日生まれ。福岡県出身。83年4月に51期生としてデビューし、S級上位で活躍。2015年10月29日に引退。通算435勝、優勝34回(記念Vは92年門司記念など6回)。FI先行・吉岡稔真(としまさ=福岡・65期)元選手の兄弟子で連携は多数。実直な性格と厳しい指導から〝鬼軍曹〟として恐れられていた。夕刊フジ競輪面にコラム『当てちゃる券』を執筆。『まくり語り』を連載中。競輪祭では特別コラム『小倉競輪祭 なう&リメンバー』を執筆。

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