長引くコロナ禍で、自営業者の窮状を変えたいと議員になることを決意し、日々辻立ちをするタレントが東京都西東京市にいる。2000年代に「間違いないっ!」でブレークしたタレント、長井秀和(52)だ。
東京都武蔵村山市で公明党の市議会議員を務めた父親を持ち、選挙にはなじみがあったが、長井は昨年8月、1人で、政治団体「すこやかな共生社会をつくる会」を立ち上げた。
東京・新宿歌舞伎町で焼き肉店「元気大将」を経営するなど実業家としてもコロナ禍と闘う長井は、「コロナ禍で追い込まれた生活困窮者を行政は救いきれていない。助成金、補助金が受給できた人もいる一方、受給できない人も多くいます。票やお金につながらない市民を助けないという打算的な議員がいるのも残念です」と熱く語る。