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名古屋競輪開場72周年記念(GⅢ・金鯱賞争奪戦)は3日から4日間の日程で開催される。主役はS級S班の松浦悠士(広島)、清水裕友(山口)の中国ゴールデンコンビだ。
GⅠ全日本選抜優勝の古性優作(大阪)が欠場し、その追加で松浦があっせんされたため、昨年のKEIRINグランプリ2021以来、中国ゴールデンコンビの今年初連携が初日特選で見られることになった。グランプリは松浦が先に番手回りを志願したので清水―松浦の並びだった。現在は松浦は奈良記念優勝、全日本選抜でも1222オール連対と好調を維持しているが清水は全日本選抜で二次予選敗退で未勝利と雰囲気はよくない。その現状を打破するために自分で動くか、それとも早めの仕掛けで結果を出している松浦に前を託すかに注目が集まる。
全日本選抜で決勝に進んだ浅井も優勝を狙う。全日本選抜でも決勝こそ前を任せた古性がインに切り込んだため追走できなかったが、連日の動きは軽快だった。地元愛知勢は名古屋の顔・吉田敏洋(愛知)の欠場もありS1は高橋和也(愛知)のみ。注目したいのはS2の藤井侑吾(愛知)。徹底先行でどのレースでも先頭で風を切っている。地元なので有利な番組になるはずで一次、二次予選は逃げ切りの期待大。準決勝も先行でS級上位陣をどこまで苦しめることができるか。
的確な仕掛けで最終BSを先頭で通過する走りの真杉匠(栃木)は着実に力をつけている。SS宿口陽一(埼玉)との連携で中国ゴールデンコンビに立ち向かいたかったが、宿口が急きょの欠場で関東は手薄になってしまった。北日本、南関も巻き込んでのライン形成での戦いになりそうだ。
最終日(6日)第9R(予定)では「第119回生ルーキーチャンピオンレース」も争われる。こちらは本命視されていた吉田有希(茨城)が欠場し、S級3人とA級6人の争いに。やはりリードするのは犬伏湧也(徳島)、山根将太(岡山)、上野雅彦(香川)のS級特昇組3人で中でもすでにS級優勝経験のある犬伏が光る。前回、四日市FⅠ決勝では番手回りから優勝しているだけに他選手との連携作戦も興味深い。