日本スケート連盟は1日、フィギュア男子で北京冬季五輪4位の羽生結弦(27)が23日開幕の世界選手権(フランス・モンペリエ)を欠場すると発表した。右足首捻挫が完治しないためで、代わりに三浦佳生(16)=東京・目黒日大高=が初出場。北京銀の鍵山優真(18)、銅の宇野昌磨(24)と3人が出場する。
羽生は北京五輪でフリー前日の2月9日にクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の練習で右足首を捻挫。五輪閉幕の20日、エキシビションに出演し「僕の今後も含め、自分の中でけじめがついていないところもある。いろいろ考えながら、総合的に判断して世界選手権は決めたい」との考えを示していた。来季、現役を続行するかどうかは明言していない。
国際スケート連盟(ISU)は、ウクライナに侵攻したロシア、攻撃を支援したベラルーシ両国の選手、役員について、フィギュアやスピードなどの国際大会参加を無期限で認めないと発表した。2月28日に国際オリンピック委員会(IOC)が求めた除外勧告を受けた措置。
北京冬季五輪でドーピング騒動に揺れたカミラ・ワリエワ(15)や金メダルのアンナ・シェルバコワ(17)、銀メダルのアレクサンドラ・トルソワ(17)が世界選手権に出場できなくなる。