小林至教授のスポーツ経営学講義

打者を悩ます人類の「反応速度」限界の壁 大谷FA遅れの可能性…2024年で30歳、評価どうなる?1/2ページ

労使交渉は大谷のFAを直撃した(共同)
労使交渉は大谷のFAを直撃した(共同)

米大リーグ(MLB)労使交渉が決裂し開幕延期となったことで、エンゼルス・大谷翔平のFAが1年遅れる可能性が取り沙汰されている。

MLBにおいてFAとなるには、丸々6シーズンのメジャー40人枠の登録が必要だ。細かく言えば1シーズンは187日で、うち172日の登録で1シーズンのお勤めとなる。球団の拘束から離れ、晴れて自由の身となるには172日×6=1032日を要し、1日でも足りなければ権利取得は1年延びる。

故障、忌引などは登録日にカウントされるが、開幕が延期してシーズンが短縮された場合はその分、登録日数は減る。15日間、開幕が遅れれば大谷のFAは最短で2024年オフとなり、そのとき30歳。平均年齢28・2歳のMLBにおいて評価が下がる可能性があると心配する声が、日本のメディア・ファンの間から上がっている。

実際、近年のメジャーはベテラン、とりわけ野手のベテラン選手に対しては容赦ないリストラの嵐が吹き荒れている。MLBでは、野手は25―29歳の間にピークを迎えるという統計解析に基づいた定説がある。近年は計測可能なデータが増え、より詳細な統計調査が行われており、打者のピークはおおむね28歳。ただしその後、選球眼の向上などで30歳から、場合によっては32歳にピークが来る遅咲きの選手もいるが、そこまで。つまり33歳以降は下降線をたどるのが不可避であるとされており、今後ピーク年齢は若くなることはあっても、逆はないと考えられている。

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