
日本競輪選手養成所(静岡県伊豆市)第121(男子)、122(女子)回生の卒業式が3日に同所で行われた。
男子の在所一位(早期卒業を除く)の塩崎隼秀(愛媛)は「最初の頃は集団行動に慣れなくて苦しかったけど、後半は慣れてきていい養成所生活がおくれました」とこの一年を振り返った。そして「まずはS級に特別昇級して上のクラスで活躍できるように頑張りたいです。トップスピードに自信があるので、お客さまに迫力のあるレースを見てもらいたいですね」と今後の目標を語り「早期卒業した2人(中野慎詞、太田海也)には早く追いつけるようになりたいです。まだまだ力不足なところがあると思いますが、デビューに向けて力をつけていきます」と意気込んだ。

女子の在所一位・又多風緑(まただふつか・石川)は「養成所に入った時に在所1位って言い切っていたんですけど、競走訓練で先行したり1着もたくさん取れて、最優秀技能賞を取れたことはうれしいです」と見事に一位になって有言実行を果たした。「最初はすごく帰りたいという気持ちがあったけどだんだんと同じ目標を持った仲間たちと訓練したり生活したりしていく内に、最後は帰りたくない気持ちになりました。でも、卒業できたことはホッとしています」と養成所生活を振り返り「デビューしたら先輩がたに負けないように攻めるレースをして頑張ります」と早くもガールズ選手に宣戦布告だ。
121、122回生は3月18日に選手登録され、ルーキーシリーズ2022(松戸4月30-5月2日、松山5月7-9日、四日市5月27-29日、大宮6月11-13日)でプレデビューし、7月に全国各地の競輪場で本デビューする。