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9日投開票の韓国大統領選で、野党候補一本化で追い風が吹く最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソンヨル)前検事総長。一方、与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前京畿道(キョンギド)知事周辺には数々の疑惑があり、尹氏が勝利すれば文在寅(ムン・ジェイン)政権周辺を含めて捜査対象となる可能性がある。
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4日には期日前投票が始まった。3日発表の公共放送KBSなど放送3社の世論調査では、尹氏が支持率42%と、李氏の37%を5ポイントリードした。
李候補をめぐっては、城南(ソンナム)市長当時、同市大庄洞(テジャンドン)の土地開発などの疑惑があり、尹氏は選挙戦で徹底追及している。文政権の疑惑についても捜査を行うと言及しており、当選した場合、与党周辺に一斉に捜査の手が及ぶ可能性がある。
ただ、選挙戦から撤退した中道野党の安哲秀(アン・チョルス)氏の名前を記載した投票用紙が印刷済みで、「一本化の効果は限定的」との指摘もある。
後がない与党陣営は一本化を選挙目当ての「野合」と批判するなど、逆転に望みを託す。