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ロシア軍のウクライナ侵攻をめぐり、中国の動向が注目されている。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、自由主義諸国が「外交的ボイコット」を展開した北京冬季五輪の開会式に出席し、中国の習近平国家主席と〝蜜月関係〟を披露したからだ。実は、中国はウクライナとも良好な関係を築いており、「停戦の仲裁」を要請された。ロシアの侵略戦争に国際社会の批判が集中するなか、中国は孤立化の道を選ぶのか。
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「中国が停戦実現のために仲裁してくれることを期待している」
ウクライナのドミトロ・クレバ外相は1日、中国の王毅国務委員兼外相と電話会談を行い、こう要請した。
王氏は「中国は、双方が交渉を通じて問題解決の方法を見つけるよう呼び掛けている」といい、仲裁に乗り出すかどうかは明言しなかった。
中国はロシアと「反米」で結束し、準同盟関係を深めている。一方、中国は初の空母「遼寧」となった艦船(空母ワリヤーグ)をウクライナから「カジノ施設」として購入したように、ウクライナとの関係も悪くない。