粘り強く〝マムシ〟の異名、日本ハム・今成スカウトが急死 大谷、ダルを中学生から追いかけ、獲得に貢献1/2ページ

左から、今成スカウト、ダルビッシュ、山田氏 =2004年12月
左から、今成スカウト、ダルビッシュ、山田氏 =2004年12月

日本ハムは3日、今成泰章統括スカウトが劇症型溶血性レンサ球菌感染症のため、埼玉県朝霞市内の病院で2日午後8時35分に死去したと発表した。66歳だった。

1978年に駒大から阪神へスカウトとして入団。2003年からは日本ハムで辣腕を振るい、粘り強いスカウティングで〝マムシ〟の異名をとった。

ダルビッシュ有投手(現パドレス)、現エースの上沢直之投手を11年ドラフト6位で発掘するなど、主力級の選手の獲得に尽力してきたが、最大のミッションは12年の大谷翔平投手(27)=現エンゼルス=の獲得だった。

黙祷する新庄監督(中央)と選手、スタッフ=3日、札幌ドーム
黙祷する新庄監督(中央)と選手、スタッフ=3日、札幌ドーム

日本ハムが単独指名した大谷は、ドラフト前に高校から直接の米大リーグ挑戦を表明し、国内球団は拒否。当時、GMだった山田正雄スカウト顧問(77)は「今成は大谷が中学生のころから追いかけていたんだ。最後は球団(全体で)で当たるということで、(GMの)私が担当スカウトの形になった。あの時はかわいそうなことをした」と10年前を振り返る。

メジャー行きにこだわる大谷を翻意させるには、一スカウトの権限を越えた交渉が必要となる。今成氏は交渉の席から外れ、山田顧問が直接乗り出すことになった。大谷を動かした投打二刀流という挑戦は、球団の総意でなければ持ち出せない。

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