警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識

世界に存在する「殺人湖」 湖中に二酸化炭素が満ち…ガス噴出で窒息させ命を奪う1/3ページ

「殺人湖」と呼ばれる湖が世界に3つある。いずれもアフリカ・カメルーン北部のニオス湖とマヌーン湖とルワンダとコンゴ民主共和国にまたがるキブ湖だ。

殺人湖といわれる理由は、この3つの湖がいずれも湖水中に二酸化炭素が満ちていて、何かの拍子に二酸化炭素ガスが出てくると、人々を窒息させて命を奪うからである。二酸化炭素ガスは空気よりも重い。周囲の空気を追い出して窒息死させるのだ。

げんにニオス湖では1986年に湖中の二酸化炭素ガスが噴き出して、近隣の村落の住民1800人が犠牲になった。家畜3500頭も死んだ。

ニオス湖は周囲6キロメートル。それほど大きくはないが、1立方キロメートルもの二酸化炭素ガスが放出された。

湖底の水深による加圧下で飽和に達していた二酸化炭素が、急激に水面近くに湧き上がってガスとして放出された。

日本からも調査団が行った。私の同僚も行った。

しかし現象は分かったが、なぜ起きたかは分かっていない。

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