〝原発砲撃〟の狂気! ロシア軍、歴史上前例のない暴挙 爆発すれば「チェルノブイリ」の10倍の被害 「違法状態も罰則科せないのが課題」識者2/2ページ

ロシア軍の狙いはどこにあるのか。澤田氏は「原子炉を破壊して大量の放射性物質が出ると、仮にロシアが占領しても代償が大きく、戦略上得策ではない。電力のインフラを抑えることが目的だったのではないか」とみる。

軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は「原発周辺はクリミア半島の水源域でもあり、ロシアにとっても重要な地域なので、原発自体を軍事目標にしたとは考えにくい。南部から北上する過程で、背後から狙い撃ちされないようにウクライナの警備が厚い施設を制圧したものと考えられる」と分析する。

格好の意趣返し

そのうえで黒井氏は「のちにロシア側が『ウクライナ軍が爆破を計画していた』『原発から核を取り出し兵器開発しようとしていた』といった偽情報で宣伝戦に活用することも想定できる」との見方も示す。

金融市場ではロシアの原発攻撃が伝わると株価は急落、原油や農産物の先物価格は高値圏で推移した。天然ガスや石油などの資源国で、西側から経済制裁を受けているロシアにとっては格好の意趣返しとなった。

戦時国際法のジュネーヴ条約ではダム、堤防、原発などへの攻撃は「重大な違反行為」と規定されている。拓殖大の川上高司教授は「重大な国際法違反にあたると考えてもいい。国際刑事裁判所の(ICC)の捜査も開始されたが、どれだけ違法状態になっても、罰則を科せないことが課題だ」と指摘した。

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