勝負師たちの系譜

「七転八起」超え 伊藤沙恵新女流名人の諦めない姿1/2ページ

初タイトルを手にし、目頭を押さえる伊藤沙恵新女流名人
初タイトルを手にし、目頭を押さえる伊藤沙恵新女流名人

「七転八起」という諺がある。たとえ7回失敗しても、腐らずに頑張れば8回目には成功できるという意味だが、この「7」という数字は、人間の気力の限界を表している気がする。

7回で思いつくのは中国の三国時代、蜀の相承諸葛孔明が南蛮討伐に出た際、南蛮の王孟獲と戦い、負かす度に捕えては放つことを繰り返したという話だ。

その度に孟獲は「今度戦えば俺が勝つ」と言ったが、7回捕えられて許された時、初めて服従して家来になったという。負け続けると、人は完全に実力差を知り、もう勝てないと諦めるのが、通常は7回なのかと思う。

将棋界で有名なのは、米長邦雄永世棋聖が名人挑戦に6回敗れ、7回目にして49歳で、初の名人に就いたこと。この時は翌年羽生善治九段が挑戦者となり、その後も羽生世代が次々と名人に就いたから、本当に7回敗れたら悲願のままで終わっただろう。

また木村一基九段も、6回のタイトル戦で敗れ、7度目の王位戦で豊島将之王位(当時)から初タイトルを奪取した。つまり男性のタイトル戦では、6回の敗北が限度だった。

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