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日本ハムは6日の巨人戦(札幌ドーム)に4―1で快勝し、オープン戦とはいえ4連勝(引き分けをはさむ)を飾った。〝BIGBOSS〟新庄剛志監督(50)に率いられた若手揃いのチームは、目下活気と勢いに満ちあふれている。片や巨人の原辰徳監督(63)も「同じ力ならば経験のない若手を使う」と若手抜擢を掲げて覇権奪回を狙うが、期待のホープたちは早くも息切れ気味。型破りの新庄監督が、世代交代の手腕を球界屈指の名将に見せつけるかたちとなった。 (片岡将)
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見事な先制攻撃だった。1回裏に「1番・DH」の郡が初球を左中間にはじき返すと、続く万波も初球攻撃。左翼線を破る連続二塁打となり、巨人先発の今村からわずか2球で1点を先取。3番の王も右前適時打で続き、あっという間の2得点で試合の主導権を握った。投手陣もオープナーの宮西に始まり、5投手の継投で、反撃を大城のソロのみに押さえ込んだ。
開幕まで1カ月を切り、まだチームの骨格ははっきりしていないが、会心の試合運びで巨人に完勝した指揮官は「2球で1点ってでき過ぎでしょ。ピッチャーがよすぎて、なんか、うううってなってるもんね」と笑いが止まらない。
前日5日はスタメンに1番から4番まで新人を並べたオーダーで零封勝ち。経験も実績も皆無に等しい選手たちが、ビッグボスのタクトで躍動している。