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私は何年か前まで「日本的リベラル政党」への違和感が拭えなくて、当欄でも度々、その胸中を書きつづって参りました。でも、ある「大きな気付き」を得て、彼らに何にも思わなくなりました。とても穏やかな毎日を過ごしております。
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その気付きとは単純で、「政権与党の暴走を防ぐためだけに、彼らは存在している」ということです。権力者が独裁者に変貌すると、その力を守るために何でもやってくるというのが、世界のお約束なようです。
例えば、ロシアです。「すべての人が平等な国をつくる」というマルクスの思想を、レーニンが現実化させた旧ソ連の時代から、「邪魔者は理想実現のために抹殺する」としか思えないやり口を続けている。チベットや新疆ウイグルを蹂躙(じゅうりん)した中国もまた然りです。
先月末、ロシアの独裁者、ウラジーミル・プーチン大統領率いるロシア軍がウクライナに侵攻しました。日本では当然、「憲法9条で国を守れるのか?」という懸念の声が広がりました。
それに対し、共産党の志位和夫委員長は自身のツイッターで、「仮にプーチン大統領のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、憲法9条なのです」と発信しました。
えっ? それでは9条は他国のために存在する条項になりません? 確か、「日本的リベラル政党」の方々は「9条があれば、他国から攻められない」と主張していませんでしたか?