日本プロ野球選手会は7日、日本ハムが昨年11月16日に西川遥輝外野手(29)=現楽天、大田泰示外野手(31)=現DeNA、秋吉亮投手(32)=現独立リーグ福井=を「ノンテンダーFA」と称し、自由契約としたことに抗議文を送ったと発表した。
日本ハムは「3選手とプレー環境について協議した結果」などと発表していたが、選手会は「当会がヒアリングを行ったところ、事前の予告もなく一方的に契約をしない旨を伝えられたに過ぎず、協議したような事実はありませんでした」と主張。「唐突に自由契約を告げられた選手が移籍先を見つけるためには、大幅な年俸減を受け入れるなど、選手としての価値を著しく下げざるを得ません」とした。
また「本件球団の実態がこのような状況にあることを広くアマチュアスポーツ界にも知ってもらい、将来の選手が適正な契約交渉を行う球団に入団することを選択できるよう抗議文を提出した」と説明した。
日本ハムの川村浩二球団社長は「誤解や誤認も複数あるように思われ、まず確認と説明を行いたい。何の事前の話し合いの申し入れもなく、このような文書が送られてきたことは誠に残念」との文書を出した。