日本の解き方

「オミクロン」と「インフル」の致死率、報道ほど大きな違いはあるか? 規制継続を正当化する思惑も1/2ページ

厚生労働省の新型コロナウイルス対策専門家組織のメンバーらは、今年1月からの累積感染者と死者の比率から計算したオミクロン株の致死率を0・13%程度と発表、季節性インフルエンザより高いとした。こうした分析をどう評価できるのか。蔓延(まんえん)防止等重点措置の延期など規制との関係をどう考えればよいのか。

筆者はこれまで新型コロナウイルスの感染の「波」の予測をしてきた。1つの波に対して基本的には変異株が対応するので、海外の先行事例と日本への適応度がポイントとなるが、これまでの波について、筆者はピークなどをかなり的中させている。オミクロン株による「第6波」について、1月上旬に関西のテレビ番組で、ピークは2月上旬、ピーク時の新規感染者数は10万人程度、致死率は0・1~0・2%程度と予測したが、ほぼその通りだった。

一方、季節性インフルエンザの致死率については、厚労省のホームページで、次のように書かれている。

「例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われています(中略)直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡概念というものがあり、この推計によりインフルエンザによる年間死亡者数は日本で約1万人と推計されています」

これから、超過死亡による致死率は0・1%といわれる。なお、死亡統計による死亡者数は超過死亡より少ないので、その死亡による致死率はもっと小さくなる。

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