人民解放軍に「戦争準備」指令 習氏、全人代分科会で演説 混乱に乗じて台湾に触手か 「欧米と露が全面戦争なら『千載一遇の好機』」識者2/2ページ

こうしたなか、国営・新華社通信は7日、習氏が同日、第13期全国人民代表大会(全人代)の人民解放軍と武装警察部隊の分科会に出席した際、以下のような演説をしたと伝えていた。

「全軍は、実際の『戦争準備の業務』をしっかり行い、適時かつ効果的に、さまざまな緊急事態に対処し、国家の安全と安定を維持し、党と人民が与えた各種任務を完了する必要がある」

演説は、新時代の軍強化の目標を達成するために「法に従って軍を統治する戦略」の重要性をテーマにしたもの。この中には「外国に関わる軍事活動の法治業務の強化」も含まれているという。軍の海外活動を念頭に入れたものと推測できる。

習氏の思惑をどう見るか。

評論家の石平氏は「中国は、ウクライナ情勢に距離を置いているが、実際は、欧米が中国ではなくロシアに集中せざるを得なくなるため、『戦況の拡大こそが望ましい』と考えているのではないか。プーチン政権が、欧米との全面戦争に突入すれば、中国には『千載一遇の好機』で、混乱に乗じて台湾に手を出す可能性がある。軍への指示も、これらを念頭に置いているのではないか」と語っている。

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