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ロシアに軍事侵攻されたウクライナの支援活動に、日本のミュージシャンも立ち上がった。ウクライナ国歌の音源をインターネットで販売して、支援金を集めるというのだ。
「販売手数料などは、僕が負担して大使館に寄付しようと思ってます」と語るのは、発起人のギタリスト、関将。関はベーシストの満園庄太郎を誘い、ウクライナ国歌をレコーディングした。
B’zの稲葉浩志のソロアルバムにも参加した関、B’zのサポート経歴のある満園の2人は1990年代に活動したロックバンド、TWINZERのメンバー。ウクライナへの思いを関はこう語った。
「行ったことはありませんが、ウクライナは子供の頃から興味を持っていました。ロシア文化の発祥地として認識しているウクライナ。そこをロシアが破壊するのは、中国の文化大革命以来の暴挙だと思います。それに巻き込まれるウクライナ国民の食糧、衣類、水、寝る場所の確保、さらには命。何か助けることはできないだろうかと本気で考えました。軍事訓練を受けていたら、本当に傭兵としてウクライナに行ってもいいぐらいの憤りでした。そこで、思い付いたと同時にレコーディングを始めたのがウクライナ国歌でした」
独自にレコーディングしたウクライナ国歌音源を、3パターンの寄付金額を設定して、インターネットで販売し、その売り上げをウクライナ大使館に寄付するという。
「今のところ、他のバージョンは考えていませんが、日本にいるウクライナ人の演奏家とコンタクトを取ろうと思っています。そこからの展開次第では、別バージョン、またはウクライナ民謡のレコーディングもあるかもしれません」と関は語る。